本記事の内容
・映画「シャン・チー」のレビュー、見どころをピックアップします
【レビュー】シャン・チー見どころ①
「今までのマーベル映画にはない本格アクションシーンあり!」
ポイント
・シャン・チーのカンフーアクションがカッコイイ!
映画「シャン・チー」の見どころの一つは、今までのマーベル映画にはなかった本格アクションシーンがたくさん用意されているところです。
物語序盤のバスの中でのアクションシーンはシャン・チーを演じるシム・リウさんの本格アクションがお披露目されます。
スピード感があり、動きのキレもよく、今までのカンフーアクションの大物俳優ジャッキー・チェンやジェット・リーにも引けを取らない仕上がりとなっています。
今後、他作品でもシム・リウさんのカンフーアクションが見られることを期待します。
【レビュー】シャン・チー見どころ②
「リングを使ったアクションが良い!」
ポイント
・今までにないリングを使ったアクション
映画「シャン・チー」のアクションシーンでの見どころの一つにリングを使ったアクションがあります。
シャン・チーの父親、ウェンウーが手に装着している壮大なパワーが得られるリングですが、その使い方がカッコいいです。
・腕から飛ばして衝撃波を放つ
・鞭のように振り回す
・地面に放射して飛ぶ
腕から飛ばして衝撃波を放つ
リングは両腕に5個ずつはめており、パンチを繰り出す時にリングを発射して衝撃波を放ちます。今作ではシャン・チーがリングを使いこなすシーンはありませんが、今後に期待が高まります。
特殊な能力を持たないシャン・チーですが、このリングを使いこなせればどんな強敵とも渡り合えるでしょう。
鞭のように振り回す
腕にはめた10個のリングを腕から外し、等間隔に空中で操り鞭のように振り回します。体の周りで振り回す事で四方八方からの攻撃を防ぎます。リングは攻撃だけではなく防御にも使えます。
地面に放射して飛ぶ
両腕のリングを一斉に地面に放射する事でその威力を利用して空高く飛び上がります。
アイアンマンやソーのように空を飛び続ける事は出来ませんが、驚異的な移動力を得られます。
【レビュー】シャン・チー見どころ③
「不思議の村が想像以上に不思議な場所だった!」
ポイント
・ラストはまさかの怪獣対決!
シャン・チーの父親、ウェンウーは最愛の亡き妻に再会するために妻の故郷の村を探し出します。
その村は不思議な力で守られており、不思議な生物も一緒に暮らしています。
その不思議な村が想像以上に不思議な場所となっています。
首がない羽の生えた生物や、巨大な狛犬、ドラゴンまでもが登場し、更に村の外れの洞窟には魔物が封印されていると言う、とてつもなくファンタジーな設定となっています。
映画のラストに向けてドラゴンや魔物の登場はとても迫力があるのですが、主人公のシャン・チーを差し置いての怪獣対決になってしまうので、観客の私達も置いてけぼり感が否めません。
「アベンジャーズ/エンドゲーム」後の作品という事でそれを上回るインパクトを出したいのはわかりますが、ちょっとやり過ぎかなと感じました。
ですが映画のクライマックスでの怪獣対決は迫力満点なので良しとしましょう。
【レビュー】シャン・チー見どころ④
「宿敵、父親との対決!」
ポイント
・今の時代を反映した息子と父親の対決
映画「シャン・チー」の宿敵は父親のウェンウーです。
ウェンウーは世界最大の犯罪組織テンリングスのリーダーです。
そんな父親に幼いころから厳しい修行を受け続けたシャン・チーは最強の殺し屋となりますが、父親のやり方は間違っていると反発し家を出ます。
反発をするシャン・チーですが、父親は恐怖の存在でもあります。そんな父親に対して勇気を振り絞り立ち向かう姿に心を打たれます。
子供が一人前になるためには父親を越えなければいけないというのは永遠のテーマであり、シャン・チーの成長の過程が描かれます。
欲を言うならば、シャン・チーが父ウェンウーに対して今までの思いをぶつけるシーンがもっと見たかった、という思いがあります。シャン・チーの父に対する想いはもっと複雑であり、憎しみや悲しみ、愛情などが混ざり合っていると思うので、「子供よりリングを選んだくせに!」という一言だけでは物足りなさを感じてしまいます。
また、二人の決着も最後はあいまいなまま終わってしまう点も残念です。
最後は魔物からの攻撃を父ウェンウーが受け、絶命してしまいます。
歴代の映画で描かれた息子対父親というのは、最後に息子が父親を殺して一人前になるという強烈な内容のものが多いですが、映画「シャン・チー」では父親のとどめを刺したのは息子ではなく、魔物でした。
息子が父親を殺すという強烈な試練を乗り越えて一人前になると考えると、今回のシャン・チーは果たして一人前になれたのか、という疑問がちょっと残ります。
ですが時代は変わり、今までの息子と父親との関係性が変わっているという事なのかもしれません。
昔のような厳しい父親はいなくなり、父親を殺して一人前になるという描写が成り立たなくなっているのかなと思いました。
そもそもシャン・チーは心の優しいヒーローなので父親を殺すという描写はあまりにも強烈過ぎたのかもしれません。
映画「シャン・チー」は息子と父親との関係性からも新たな時代のヒーローと感じました。
【レビュー】シャン・チー見どころ(まとめ)
ポイント
・今までのマーベル映画にはない本格アクションシーンあり
・リングを使ったアクションが良い
・不思議の村が想像以上に不思議な場所だった
・宿敵、父親との対決
映画「シャン・チー」の魅力は今までのマーベル映画にはない本格カンフーアクションが盛り込まれた所です。
今までもキャプテン・アメリカやブラック・ウィドウの殴る蹴るのアクションはありましたが、シャン・チーではより華麗なカンフーアクションになっています。
なんといってもスピード感があり、動きにキレがあります。
また、腕に装着したリングを使ったアクションも新しいです。
飛び道具にもなるし、防御としても使え、空高く飛び上がることもできます。
また不思議の村が想像以上に不思議すぎて、置いてけぼり感は否めませんがラストの怪獣対決は迫力満点です。
息子と父親との対決も少し物足りなさを感じますが、現代を象徴する内容だと思います。
以上の事から、映画「シャン・チー」はまさしく新たなヒーロー誕生といったところです。
まだ見ていない方は是非ともご覧ください。