1997年発売の2D対戦格闘ゲーム「マーヴル・スーパーヒーローズ」(カプコン)のレビューをご紹介します。
今作の発売当時はまだマーベル系の実写映画が公開されていなかったこともあり、一部のファンしか盛り上がっていなかったように感じます。ですが内容としては大変良くできていて、今プレイしても十二分に楽しめる内容となっています。
そんな名作の「マーヴル・スーパーヒーローズ」(カプコン)をご紹介します。
※当時はMARVELの日本語表記はマーベルではなくマーヴルと表記していました
本記事はこんな方にオススメ
・若い頃ゲームセンターでプレイしていて、久しぶりにプレイしてみたくなったお父さん
・マーベルの実写映画を観て、自分でもマーベルのキャラクターを使って戦ってみたい人
・サノスのようにインフィニティ・ストーンの力を使って戦ってみたい人
「マーヴル・スーパーヒーローズ」レビュー
ポイント
・「マーベル VS カプコン」シリーズの礎となるシステムを採用した草分け的な作品
・実写映画でおなじみのアイアンマンやキャプテン・アメリカ、サノスを使って戦える
・インフィニティ・ストーンの能力を使って戦える
「マーブル・スーパーヒーローズ」はカプコンが制作した2D対戦格闘ゲームですが、その後に続く「X-MEN VS ストリートファイター」や「マーベル VS カプコン」シリーズの礎となるシステムを採用した草分け的な作品です。
特に今までの対戦格闘ゲームでは考えもしなかった、対戦相手を空中に吹っ飛ばしてから連続技をたたき込むという「エリアルレイブ」が初採用された作品です。
登場するキャラクターがみな超人という事で、このド派手な演出がとてもハマっています。
また日本でも知名度の高い、あの「スパイダーマン」が2D対戦格闘ゲームに初登場したのも今作です。
1997年当時は知名度が低かったものの、2008年公開の実写映画で一気に知名度が上がった「アイアンマン」が登場するのもポイントです。当時知名度が低いアイアンマンを起用したのはカプコンに先見の明があったのかもしれませんが、明らかに世に出るタイミングが早すぎた感が否めません。
サノスの登場にしてもしかりで、2019年公開の「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」で多くの人に認知されましたが、当時は一部のアメコミファンしか知らない存在でした。
そのサノスが力を駆使するインフィニティ・ストーンの存在も今では多くの人が知っています。
そんなインフィニティ・ストーンの力を使用して戦えるのも今作の大きな特徴です。それぞれの石の力を見事に能力化してます。
若いころにゲームセンターでプレイしていたお父さんはもちろんの事、マーベルの実写映画をみてファンになった人にもおすすめです。
映画に登場したキャラクター達を自分の手で操作して戦ってみてはいかがでしょう。
「マーヴル・スーパーヒーローズ」ネット上の口コミ
ポイント
・マーヴルのヒーロー達を使用して遊べる対戦格闘ゲームなので楽しめます。
・レトロゲーム大好きな方や、昔プレイしていて久々にやってみたいと思ったら即買いです!
・少しキャラの動きが遅くイライラすることも、、、
【今やると古臭いところもあるが、多彩なキャラの格ゲーとして面白い】
2014年10月 匿名希望さん (機種:プレイステーション)
20年近く前のゲームなので、どうしてもキャラクターの動きやスピード、画像などが古臭いところがありますが、マーヴルのヒーロー達を使用して遊べる対戦格闘ゲームなので楽しめます。
技も多彩で、キャラクター独自の特徴的な物も多いですし、個人的な思い入れもあって、お気に入りです。
【スーパーヒーローは、やっぱりカッコ良い】
2014年1月 匿名希望さん (機種:プレイステーション)
〈良い点〉
・今も大人気のマーヴルスーパーヒーローで格闘ゲームが遊べる
・古すぎず、新しすぎず、難易度が丁度よい
・エリアルレイブが爽快
・ジャガーノートやハルクなどの規格外の大型キャラクターがいる
〈悪い点〉
・もっと使用できるキャラクターが多ければよかった
〈感想〉
かなり昔にプレイしていて、面白いという印象しかなかったので購入しました。
今の時代のゲームはシステムが複雑でややこしく、覚えるのも面倒ですが、マーヴル系の格闘ゲームは簡単すぎず、複雑すぎずで丁度良いです。連続技もそれほど難しくなく、テンポよく攻撃ボタンを押していけばチェーンコンボとしてつながるので爽快です。
52型のテレビでPS3で遊んでいますが、画像は想像以上にキレイに映っており、今遊んでも遜色なく遊べます。
レトロゲーム大好きな方や、昔プレイしていて久々にやってみたいと思ったら即買いです!
【けっこういけますね】
2003年7月 匿名希望さん (機種:プレイステーション)
キャラクターそれぞれの個性があり、楽しめます。ラスボスは、アメコミで圧倒的な強さを誇ったあの人です。
しかも中ボス、ラスボスも使えるのでお勧めです。少しキャラの動きが遅くイライラすることも、、、
「マーヴル・スーパーヒーローズ」はどんな内容?激アツポイントをご紹介!
ポイント
・実写映画でおなじみのキャラクターを使って戦える
・インフィニティ・ストーンの能力を使って戦える
実写映画でおなじみのキャラクターを使って戦える
キャプテン・アメリカ
ポイント
キャプテン・アメリカ
盾を使った攻撃を見事に再現
1997年当時はまだ知名度が低かったキャプテン・アメリカですが、今となってはマーベル・シネマティックユニバースを代表するアベンジャーズのリーダーです。
実写映画での活躍を見た後に改めて自分でキャプテン・アメリカを操作できるというのは感動ものです。
ハルク
ポイント
ハルク
力強さを見事に再現
緑色の巨体が見事に再現されており、地面を引き剥がす攻撃などハルクの力強さを物語る演出もよく出来ています。
アイアンマン
ポイント
アイアンマン
手の平から出すレーザー光線や飛行能力などを見事に再現
こちらも1997年当時は知名度が低かったアイアンマンですが、2008年公開の実写映画「アイアンマン」で一気に人気キャラクターになりました。
ゲームでは手の平から出すレーザー光線や飛行能力など、見事に再現されています。
スパイダーマン
ポイント
スパイダーマン
スパイダーマンのおちゃらけたキャラクターを見事に再現
誰しもが知る有名キャラクターのスパイダーマンですが、対戦格闘ゲームで登場したのは今作が初となります。構えや動きなど、見事にスパイダーマンらしさを表現しています。
勝利後のポーズでは、カメラを糸にぶら下げて自撮りするシーンもあり、サム・ライミ版の実写映画「スパイダーマン」を彷彿とさせます。
ウルヴァリン
ポイント
ウルヴァリン(X-MEN)
手の甲から飛び出した三本の爪を駆使して戦う
マーベルコミックの「X-MEN」に登場するキャラクター。
手の甲から飛び出した三本の爪を駆使して戦う姿が見事に再現されています。
実写映画では長年ヒュー・ジャックマンが役を務めました。
サイロック
ポイント
サイロック(X-MEN)
サイキック能力を駆使して戦う
こちらも「X-MEN」のキャラクター、サイキック能力を駆使して戦います。
実写映画「X-MEN/アポカリプス」で今作のコスチュームそっくりの格好で登場します。
ジャガーノート
ポイント
ジャガーノート(X-MEN)
規格外の身体の大きさが特徴
「X-MEN」に当時するヴィラン。
コミック同様の規格外の身体の大きさが見事に表現されています。
対戦格闘ゲームの中でもこれほどまで身体の大きいキャラクターはいないと思います。
実写映画では「X-MEN/ファイナルディシジョン」や「デッドプール2」に登場します。
マグニートー
ポイント
マグニートー(X-MEN)
磁力を操る能力を持つ
こちらも「X-MEN」に登場するヴィラン。
磁力を操る能力を持っています。
実写映画「X-MEN」では若かりし頃をマイケル・ファスベンダー、老年期をイアン・マッケランが演じています。
ブラックハート
ポイント
ブラックハート(ゴーストライダー)
規格外の身体の大きさが特徴
あまり知られていないキャラクター、ブラック・ハートですが、マーベルコミックの「ゴーストライダー」に登場するヴィランです。ジャガーノートと同様に規格外の身体の大きさが特徴です。
シュマゴラス
ポイント
シュマゴラス(ドクターストレンジ)
「ホワット・イフ...」の第1話と第4話で登場
このキャラクターこそ知っている人の方が少ないキャラクターです。マーベルコミックの「ドクターストレンジ」に登場するヴィランですが、登場回数がなんと2回という事で、マーベルコミック社の社員でさえ知らない人が多いという事です。
ですが2021年Disney +で配信された「ホワット・イフ...」の第1話と第4話で登場した魔物はこのシュマゴラスと思われます。
ドクタードーム
ポイント
ドクター・ドーム(ファンタスティック・フォー)【隠しキャラ】
1度ゲームをクリア後
キャラ選択画面で以下のコマンドを入力
↓↓弱K+中K+強K
ファンタスティック・フォーに登場するヴィラン、ドクター・ドームです。(正式にはドクター・ドゥーム)
アイアンマン同様、科学の力を駆使して戦います。
サノス
ポイント
サノス 【隠しキャラ】
1度ゲームをクリア後
キャラ選択画面で以下のコマンドを入力
↑↑弱K+中K+強K
実写映画「アベンジャーズ\インフィニティ・ウォー」で多くの人に知られる事になった最強のヴィラン、サノスです。
今作でも6つ全てのインフィニティ・ストーンの強大な能力を使って戦います。
各攻撃ボタンを押すだけで必殺技レベルの技が繰り出され、見事にインフィニティ・ストーンの力が表現されています。
アニタ
ポイント
アニタ【隠しキャラ】
1度ゲームをクリア後
キャラ選択画面で以下のコマンドを入力
↑→↓←↑→↓←↑弱P+中P+強P
カプコンの対戦格闘ゲーム「ヴァンパイア/ハンター」に登場するドノヴァンの背後について回るキャラクター。
キャラクターとして使用できるのは今作のみという、大変貴重な隠しキャラです。
マーベルヒーロー達とのギャップをお楽しみ下さい。
インフィニティ・ストーンの能力を使って戦える
パワー・ストーン
ポイント
攻撃力が上がり、通常技に削り効果が追加される
パワーという名前の通り攻撃力アップの効果があります。
実写映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」ではパワー・ストーンの力を使って強大なエネルギー波を放っていました。
タイム・ストーン
ポイント
移動速度が上昇する
時間を操るという事で移動速度がアップします。
実写映画版ではタイムストーンの力を使って時間を巻き戻していました。
スペース・ストーン
ポイント
スーパーアーマー(単発攻撃をくらってものけぞらない)状態になる
こちらは実写映画版とはちょっと違う印象の能力でスーパーアーマー状態と言って、攻撃に対する耐性が高くなります。
実写映画版ではスペース・ストーンの力を使ってテレポーテーションや物を自在に操っていました。
リアリティ・ストーン
ポイント
攻撃ボタンを押すごとに火の玉やつららなど各ボタン対応の飛び道具を同時に飛ばす
リアリティ・ストーンらしい能力で、火の玉やつららを出現させます。
実写映画版では幻影を見せたり、物質を他のものに変換していました。
ソウル・ストーン
ポイント
体力が一定量徐々に回復する
ソウルという事で体力が徐々に回復します。
実写映画版では偽りの魂を見抜いたり、死者と対話することができました。
マインド・ストーン
ポイント
インフィニティ・ゲージが一定量徐々に増加する
こちらも実写映画とはちょっと違う印象の能力で、超必殺技を繰り出すためのゲージが徐々に増加します。
実写映画版では他人の精神をコントロールすることが出来ました。
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インフィニティ・ストーン能力一覧。イラスト付きで解説します。
「マーヴル・スーパーヒーローズ」まとめ
ポイント
・実写映画でおなじみのキャラクターを使って戦える
・インフィニティーストーンの能力を使って戦える
・サノスも使用できる
・今プレイしても十分楽しめる
「マーヴル・スーパーヒーローズ」は今こそ注目されるべき作品です。
マーベル系の実写映画が数多く公開された今こそ、各キャラクターの知名度が上がったので「自分であのキャラクターを操作して戦いたい!」と思う人が増えたと思います。
2021年の現代では最新のゲームも数多く登場しており、カプコンからも「マーベルVSカプコン」シリーズが今でも続いています。
その中でもマーベルのキャラクターを使って戦うことはできるのですが、インフィニティ・ストーンの能力を使って戦えるのは今作「マーブル・スーパーヒーローズ」のみとなっていますので、今作の存在意義は大きいと思います。
「昔プレイしていて、久しぶりにやりたい!」
「実写映画を観て自分でもインフィニティ・ストーンの能力を使って戦いたい!」
「サノスを使って大暴れしたい!」
という方は即買い必至です!