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【レビュー】ワンダーウーマン1984感想、切なさあり、涙あり、感動ありの傑作!

ワンダーウーマン1984

リンスカ
ワンダーウーマン1984面白かったね〜!
お前、マーベル専門じゃなかったのか!
ロケット

 

本記事の内容

・ワンダーウーマン1984を観た感想をご報告します

 

 

【レビュー】ワンダーウーマン1984感想

ダイアナが切ない

ポイント

・スティーブ亡き後、何十年も生き続けないと行けない切なさ

・スティーブとの2回目の別れが切ない

・アクションシーンが少なくても観ていられるガルガドットの魅力

前作で恋人のスティーブを亡くした後も1人で生き続け、70年ほど経っても1人のままのダイアナ。

カフェで1人で過ごすシーンが寂しさを強調していて、とても切なくなります。

そんなダイアナの前に亡くなったはずのスティーブが現れ、夢の様な日々を過ごします。

朝のベットでのシーンは観ているこっちにも幸せが伝わってきます。

中盤、そんな2人の幸せなやりとりが続き、ちょっと長いかなと思わせますが、ガルガドットの美しさで観る人を飽きさせません。

絶妙な時間で次の展開に突入します。

物語の終盤、世界を救う為にスティーブとの別れを決断するシーンはとても切ないです。

世界に平和が戻った後、スティーブの魂が入っていた男性と再会するシーン、これから2人の新しい物語が始まりそうで始まらない、絶妙な空気感がたまりません!

発展して欲しい気持ちにもなりますし、発展して欲しくない気持ちもあり、とても絶妙です!

またスティーブのいない世界で生きていかなければいけない事を思うとまたまた切なくなります。

 

バーバラが華麗に変身

ポイント

・バーバラが闇に堕ちていく過程がゾッとするし、ワクワクもする

・バットマンリターンズのキャットウーマンを彷彿とさせる

・力を得る前と得た後の変化が華麗

後にチーターとなるバーバラ、最初は冴えない学芸員でしたが、ダイアナに憧れるが故にダイアナと同じ能力を授かってしまいます。

最初は優しかったバーバラも、力を得た事で段々と凶暴になっていく様はゾッとしますが、これからどうなっちゃうんだろうというワクワクも隠せません。

演じているクリステン・ウィグもとても良いです。最初は本当に冴えない学芸員を演じていますが、力を得た後に魅力的な女性へと変貌していく様を見事に演じています。

平凡な女性があるきっかけで闇に堕ちていくというのは、「バットマン/リターンズ」(1992)のキャット・ウーマンを彷彿とさせます。

チーターとなりダイアナの前に立ちはだかる理由もとても納得できます。元々仲が良かったダイアナですが、彼女は世界の混乱を止める為、元凶のマックスを止めようとします。
ですがバーバラはせっかく得たこの力を失いたくないとの思いでダイアナに立ち塞がります。

各々の思いがあり、敵対する事になった2人。仲が良かった頃を思い出すと切なくもあります。

 

マックスがとても良い味出してます

ポイント

・息子の為に偉大になりたいと願ったが息子はただそばにいて欲しいだけだった

・マックスは願いを叶える為に、人に願ってもらわないといけないところが面白い

・最後はダイアナの力ではなく、みんな一人一人の力で世界を救うところが良い

今回の悪役のマックスですが、悪というよりも人間の欲望の現れ、という存在です。

なので全く恨むべき相手ではなく、逆に同情したくなる様な人物です。

結論から言うとマックスはただ息子に偉大だと思われたい一心でどんどん闇に堕ちていきます。

マックスはどんな願いも叶える事が出来ますが、願いを叶える為には、その願いを人に願ってもらわなければいけないと言うところが面白いところです。

また、具体的な悪の神が出て来ないところも良いです。出てくるのは悪の神が作った道具だけであくまで人間の欲望が世界の混乱を招いたと言うところがリアルで良いです。
ラストもダイアナの力だけではなく、みんな1人1人の力で平和を取り戻すところがとても良いです。

マックスが我に帰り、自分の犯した過ちに気付き息子のところに駆け出すところは号泣でした。

「父さんは嘘をついていた、偉大ではないダメな父さんだ」に対して

「偉大じゃなくていい、父さんは僕の父さんだ」

マックスは息子の為に偉大になろうとしましたが、息子はそんな事は願っておらず、ただそばにいて欲しいだけだった。

何度息子にガッカリされても、何度でもやり直せる、そう言われている様で普遍的な父と子の愛情を見せてもらった思いです。

 

【レビュー】ワンダーウーマン1984感想

ワンダーウーマン1984

ポイント

・ダイアナが切ない

・バーバラが華麗に変身

・マックスがとても良い味出している

ガル・ガドットを始め、クリステン・ウィグ、ペドロ・パスカルがとても良いです。

全編を通してガル・ガドットの美しさが全面に出ているので派手なアクションシーンが少なめでも飽きることなく見ていられます。

クリステン・ウィグも華麗な変身を見事に演じていますし、ペドロ・パスカルも欲におぼれていく男を見事に演じています。

本編はアクション映画というよりも、父親と息子の愛の復興を描いた人間ドラマと言っても過言ではありません。

アクションメインのマーベルコミックに比べ、アクション少なめで人間ドラマメインのDCコミックといった印象を受けました。

私はマーベルコミック派ですが、DCコミックも捨てたもんじゃないと思わせてくれる傑作です!

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