本記事の内容
・2022年4月に公開された「モービウス」の見どころをご紹介します
「モービウス」はスパイダーマンの宿敵となるキャラクターです。
ヴィランが主役という事で、「ヴェノム」と通ずるところがありますが、また違ったテイストに仕上がっています。
ネタバレが含まれますので、まだ本編を観たことがないという方は本編をご覧になってからお読みください。
「モービウス」見どころ① 良心を持ったヴィラン像が新しい
ポイント
・やることは残忍だが、良心を併せ持つ
「モービウス」見どころ①良心を持ったヴィラン像が新しい
モービウスは治療の為に自身に投与したコウモリの血清のせいで、血を欲する身体になってしまいます。
そして初めて覚醒した際には自分を襲ってきた人間を容赦なく殺してしまいました。
ですが自己を取り戻したモービウスは善良な心を持っているので、極力人間の血を吸うことを避けています。
あくまでヴィランのキャラクターなので、人を容赦なく殺してしまったりと、やることは残忍なのですが、その反面自我を制御できている時はとても善良な人です。
今までのスパイダーマンの宿敵も同じような経緯のキャラクターが多くいます。
グリーン・ゴブリン、ドクター・オクトパス、リザード等
皆、最初は善良な人でしたが、一つの過ちから悪の道へ落ちていきます。
「モービウス」はそんなヴィランを主役に据え、そちらからの視点で物語が進んでいくのが新しいです。
「モービウス」見どころ②スピード感のあるアクション
ポイント
・覚醒した時の速さの演出が良い
「モービウス」見どころ②スピード感のあるアクション
モービウスはコウモリの血清で力が覚醒すると、とても移動速度が上がります。
移動の際に残像が残るような演出はとても速さを強調しており新しいです。
また、最近のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)に共通することですが、ラストのバトルシーンが短いのが良いです。
賛否が分かれるところだと思いますが、私はラストの大一番のアクションは長すぎず、あっさり終わるのが良いと思います。
やられそうになったり、やり返したりが長いと観ているこちらとしては飽きてしまいますし、「最終的にはどうなる」というのが、現代の観客が一番欲していることだと思います。
「モービウス」見どころ③今後の展開に期待
ポイント
・ラストにバルチャーがガッツリ登場
「モービウス」見どころ③今後の展開に期待
同じSSUの「ヴェノム/レット・ゼア・ビー・カーネイジ」でトム・ホランド版スパイダーマンとのつながりが示唆されているので、そこまでの驚きはありませんでしたが、映画のラストに「スパイダーマン/ホーム・カミング」に登場したマイケル・キートン演じるバルチャーがガッツリ登場します。
コミックの原作にある、ヴィランが終結してチームを結成する「シニスター・シックス」の実写版のうわさも流れていますので、今後の展開が楽しみです。
「モービウス」見どころ【まとめ】
ポイント
・良心を持ったヴィラン像が新しい
・スピード感のあるアクション
・今後の展開に期待
「モービウス」の見どころは、いままでのスパイダーマンの宿敵がたどってきたような、善良な人が悪に落ちていく過程を主役という視点で観られるところだと思います。
また、スピード感のあるアクションも演出が新しく見ごたえがあります。
今後のスパイダーマンシリーズにも大いに絡んでくるキャラクターだと思うので、これからの活躍に期待が高まります。