本記事の内容
・映画「ヴェノム」のレビュー、感想をイラスト付きでご紹介
【ヴェノム感想①】シンビオートとエディ・ブロックの掛け合いが良い
ポイント
・シンビオートがエディ・ブロックの事をだんだん好きになっていく過程が面白い
・別の人格と共存しているヒーローというのが新しい
映画 「ヴェノム」はシンビオートと呼ばれる地球外生命体がトム・ハーディー演じるエディ・ブロックに寄生することでヴェノムとなります。
エディとシンビオートの関係性は「アイアンマン」のジャービスとトニー・スタークの関係のようで面白いです。
AIのジャービスはあくまでトニーのサポート役でしたが、シンビオートは自分の意思があるので2つの人格が共存しているヒーローという印象です。
そんなエディ・ブロックの身体に寄生しているシンビオートですが、だんだん宿主のエディの事が好きになっていく過程が面白いです。
元恋人と車に乗っているシーンで
「謝るなら今しかないぞ」
とシンビオートが言うシーン、とても人間的で面白いです。
【ヴェノム感想②】グロい描写が少ないのが良い
ポイント
・直接的な殺人のシーンがないのが良い
映画「ヴェノム」では、直接的な殺人のシーンが少ないのが良いです。
主人公のエディ・ブロックに寄生するシンビオートは地球外生命体ですし、融合したヴェノムは明らかに見た目が悪者なので、どんなに残忍なヒーローなのかと思わせますが、思ったよりも内容は残酷ではありません。
中には人をぶっ刺すシーンがあったり、ヴェノムになって人を食べてしまう描写もあるのですが、直接食べるシーンは描かれていないので映画全体がそこまでグロくないのが良いです。
映画のポスターのヴェノムは、口を大きく開けて無数の歯と長い舌が強調されているので明らかに化け物の様な印象を受けますが、ヴェノム自体はそこまで悪い奴では無いので、ポスターと内容のギャップをお楽しみ下さい。
【ヴェノム感想③】スパイダーマンとの繋がりは?
ポイント
・トム・ホランド版スパイダーマンとは作風が違って共演は難しそう
「ヴェノム」と言えばスパイダーマンの宿敵としてトビー・マグワイヤ版の「スパイダーマン3」(2007)に登場しました。
なので、今後トム・ホランド版の「スパイダーマン/ホームカミング」シリーズに登場するのかなと考えますが、ホームカミングとは作風が違う印象を受けるので共演は難しいかなと思わせます。
ホームカミングではトム・ホランド演じるピーター・パーカーがとても幼く描かれており、作品自体が明るい印象があります。
その反面「ヴェノム」はグロいシーンは抑えられてはいるものの作品全体に物騒な雰囲気が漂っています。
作風で言うと、トム・ホランド版の「スパイダーマン/ホームカミング」よりもアンドリュー・ガーフィールド版の「アメイジング・スパイダーマン」の方が似た雰囲気を感じます。
それは「アメイジング・スパイダーマン」はおじさんや恋人の死が描かれていて作品全体に悲壮感が漂っているからだと思います。
2021年5月の時点では共演は定かではありませんが、今後の展開に期待しましょう!
【ヴェノム感想まとめ】
ポイント
・シンビオートとエディ・ブロックの掛け合いが良い
・グロい描写が少ないのが良い
・スパイダーマンとの繋がりは今後に期待
以上のように映画「ヴェノム」には色々な魅力が沢山あります。
まだ見た事がないと言う方は是非見てみてください。
ポスターとのギャップに驚き、ヴェノムの魅力を発見してください!