本記事の内容
・2022年公開の「スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム」の見どころをご紹介します
2022年1月7日に公開された「スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム」の見どころをネタバレありでご紹介します。
もしまだ見ていない方は、是非とも本編を見た後にご覧下さい。
ネタバレしないで見たほうが100倍楽しめますのでご注意を!
スパイダーマン見どころ①【スパイダーマンならではの醍醐味】
ポイント
・他マーベル作品と一線を画す、ピーターの未熟さ
スパイダーマン作品が他のマーベル作品と一線を画すのは、ひとえにピーター・パーカーがまだ子供で未熟というところがあります。
スーパーヒーローではあるけども、まだまだ子供で精神的に未熟なので、その幼さゆえに過ちを犯し、後々大事件になってしまいます。
アイアンマンやキャプテン・アメリカにはない危うさを秘めている部分がそのままスパイダーマンというヒーローの魅力になっていると思います。
観ている側がハラハラやヤキモキをさせられる、という他のヒーローには無い魅力があります。
今回の作品ではそこの部分を的確にドクター・ストレンジが言及しています。
「一緒に戦ったせいで時々忘れる、まだ子供だということを」
まさしくその通りです。ヒーローという事で既に一人前と錯覚してしまうのですが、ピーターはまだまだ子供だという事を私達はしばしば忘れてしまうものです。
スパイダーマン見どころ②【過去作の敵が登場】
ポイント
・過去のスパイダーマンシリーズの敵が集結!
・さらに驚きのサプライズが!
「スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム」の予告編ではドクター・オクトパスが「ハロー、ピーター」と言って登場するシーンが流れており、過去作の敵が登場する事にファンとしては胸が高鳴っておりました。
ですが本編を観たらその胸の高鳴りを遥かに越えるサプライズがありました。
まさかの敵キャラだけではなく、過去作のスパイダーマン達自身も登場するという信じられない事態が起こりました。
物語の中盤、テッドがドクター・ストレンジの指輪を使ってピーターを呼び寄せます。そして登場したスパイダーマンがマスクを取った瞬間、映画館の中がざわつきました。
そこにはまさかの「アメイジング・スパイダーマン」(2012)のアンドリュー・ガーフィールが立っていたのです。
しかも続け様に「スパイダーマン」(2002)のトビー・マグワイヤも登場します。
かく言う私も心の中で「マジかよ!」と叫び続けて、目の前で起きている事を理解するのに時間がかかりました。映画の後半はずっと夢を見ている様な時間でした。
予告編では完全にシークレットとされていたこの展開に完全にやられました。
物語の展開的には過去作のスパイダーマンが出てくるのはとても自然な流れですが、過去作の主演の2人が登場するというのは色々な制約があり、実現不可能だと勝手に思い込んでいました。出演料の問題もあるし、何より役者さん達本人が出演を了承してくれなければ成り立ちません。今回この夢の共演を実現させてくれた、皆様に感謝したいと思います。
「アベンジャーズ/エンドゲーム」に並ぶ超大作に間違いありません。
スパイダーマン見どころ③【MJの落下シーン】
ポイント
・「アメイジング・スパイダーマン」ファンにはたまらない粋な演出
スパイダーマンシリーズにお約束的にあるクライマックスでの恋人が落下するシーン。今回もお馴染みのハラハラシーンがあります。
落下する恋人のMJを助けるピーターですが、とても粋な演出となっており、ファンには涙無くしては見られないシーンとなっています。
落下するMJをトム・ホランド・スパイダーマンが助けに行こうとしますがグリーン・ゴブリンがこれを阻止します。そこにすかさずアンドリュー・ガーフィールド・スパイダーマンが助けに行きます。
アンドリュー・ガーフィールド・スパイダーマンと言えば「アメイジング・スパイダーマン2」(2014)で落下するグウェン・ステイシーを助けようとしますが、あと一歩及ばす助けることができなかった過去があります。
MJを抱えて無事に着地したアンドリュー・ガーフィールドは感極まり涙しており、観ているこっちも涙が流れました。
過去の過ちを償う事ができたように感じられるとてもよいシーンです。
スパイダーマン見どころ④【程よい切なさ】
ポイント
・MJやネッドとの別れが切ない
スパイダーマンシリーズではお馴染みとなるのが、愛する人との別れです。
「スパイダーマン3」では親友のハリーを
「アメイジング/スパイダーマン2」では最愛の恋人グウェン・ステイシーを亡くしてしまいます。
どちらのシリーズも最愛の人との死別が描かれます。
スパイダーマンと言えばこの悲しい演出がつきものですが、私的にはあまりにも悲しすぎるのではないかと思っていました。
今回の「スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム」でも、メイ叔母さんとの悲しい別れが描かれるのですが、最愛の恋人MJとはいつもと違った別れが訪れます。
「アメイジング・スパイダーマン」の時の様にMJと死別するわけではないのですが、MJがピーターの事を忘れてしまう、と言う別れが訪れます。
元気で生きているのに一緒にいられないと言うのがまた違った切なさがあります。
しかも当初ピーターは自らの正体をバラしてMJの側に居ようとしますが、額の傷を見て「もうあんな危険な目には合わせられない」と、自らの正体をバラすのをやめて彼女の前から姿を消します。
今までは自分の事が優先でトラブルばかり起こしていましたが、自分の欲望を抑え、愛する人の事を思ってあえて離れるという決断をしたピーター。
ひとまわり成長したピーターに微笑ましくもあり、ヒーローとしての決断にとても切なくもなります。
スパイダーマン見どころ⑤【おまけ】
ポイント
・ちょい役のヒーロー達にも胸が熱くなります!
スパイダーマンの正体が世界にバレた際に力になってくれた盲目の弁護士「マット・マードック」、彼もマーベルのヒーロー「デアデビル」です。目が見えませんが音で物体の輪郭を感じる事ができるレーダーセンスという能力の持ち主です。
しかも演じているチャーリー・コックスはNetflixシリーズ『Marvel デアデビル』(2015-2018) でも主人公デアデビルを演じていました。
また、映画のラストに登場した「ヴェノム」も嬉しい出演です。
先に公開されていた「ヴェノム/レット・ゼア・ビー・カーネイジ」でもトム・ホランド版スパイダーマンへの合流が示唆されていましたがしっかりと期待に応えてくれました。
スパイダーマン見どころ【まとめ】
ポイント
・他マーベル作品と一線を画す、ピーターの未熟さ
・過去のスパイダーマンシリーズの敵が集結!
・さらに驚きのサプライズが!
・「アメイジング・スパイダーマン」ファンにはたまらない粋な演出
・MJやネッドとの別れが切ない
・ちょい役のヒーロー達にも胸が熱くなります!
「スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム」の見どころは上げればきりがありません。
大興奮あり、涙あり、笑いありの超大作です。
観た後の興奮は「アベンジャーズ/エンドゲーム」と同じ、もしかしたらそれ以上かもしれません。
この映画の製作に携わったすべての人に感謝したいと思います。
夢のような素晴らしい時間をありがとうございました。