本記事の内容
・映画「ブラック・ウィドウ」のレビュー、感想をイラスト付きでご紹介
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【ブラック・ウィドウ あらすじ①】過去が明らかに
ポイント
・ナターシャの幼少期が明らかに
「ブラック・ウィドウ」あらすじ①
映画「ブラック・ウィドウ」は時間軸的には「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」から「アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー」の間の話となっています。
その間にナターシャがいったい何をやっていたかが描かれます。
ですがそれだけではなく、物語の冒頭で今まで具体的には語られなかったナターシャの幼少期が描かれます。
いったいどのように暗殺者になったのか、その入り口が垣間見られます。
家族はいたのか、どのように暗殺者育成施設「レッド・ルーム」に入ったのか、
冒頭でいきなり怒涛の展開で描かれるので、手に汗握ります。
家族で楽しく夕食を食べていた時に突然逃避行するのですが、その時のシーン
父「いつか大冒険をする日が来ると言っていたが、今日がその日だ」
妹「やったー!」
と何もわからない妹が無邪気にはしゃぐシーンがとても切ないです。
そのまま「レッドルーム」に送られてしまうという、あまりにも残酷な状況が姉妹二人の過酷な人生を物語っています。
【ブラック・ウィドウ あらすじ②】妹役フローレンス・ピューについて
ポイント
・やんちゃな妹を熱演
「ブラック・ウィドウ」あらすじ②
いつも冷静な姉ナターシャに対して妹エレーナはどこかやんちゃな印象で勢いに任せてやっちゃうタイプという印象です。
姉ナターシャがよくやる決めポーズについていじったり、ピンチの時にも「これはクールな死に方じゃない」などと軽いノリであっけらかんとしています。
このように姉ナターシャにはない魅力があると感じますので、このまま二代目ブラック・ウィドウとなってくれないかなと願っています。
また、自分で買ったお気に入りのベストを最後にナターシャに託すのですが、「アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー」で着ていたベストがこれだったというのがファンにはたまりません。
【ブラック・ウィドウ あらすじ③】母役レイチェル・ワイズについて
ポイント
・冷静で頭脳明晰、レッドルーム運営の幹部として活躍
「ブラック・ウィドウ」あらすじ③
ナターシャの母であるメリーナは頭脳明晰でレッドルーム運営の幹部として活躍しています。
最新技術を駆使して人を思い通りに操れる実験をしています。
このメリーナというキャラクターは現在の「男性に代わり世界を引っ張る女性の象徴」のような人物です。
打って変わって父親のアレクセイはいつでも自分の事しか興味がなく、空気も読まずにいつもふざけたことを言っています。
メリーナの実験で使用している豚にも「アレクセイ」という名前が付けられています。
デキる母親、ダメな父親という明らかに今の世相を反映しているかのような描写となっています。
【ブラック・ウィドウ あらすじ④】父役デヴィッド・ハーバーについて
ポイント
・スーパーパワーはあるが最後まで見せ場なし、ダメな父親という印象
「ブラック・ウィドウ」あらすじ④
ナターシャの父であるアレクセイはキャプテン・アメリカと同じように超人的なパワーの持ち主で、成人男性が一人では持ち上げられないであろう重い物も軽々と持ち上げてしまいます。
そのパワーを駆使して若いころの逃避行時は幼少期のナターシャ達を必死で守っており、一見頼りになる父親かと思いきや、時が経ち歳を取ったアレクセイは体系も崩れ、自分の事しか考えられないダメ親父になっていました。
もしかすると昔から自分の事しか興味がなかったのかもしれません。任務の事で頭がいっぱいだったようですから。
何十年ぶりに合った娘たちを前にしてもライバル視しているキャプテン・アメリカに対して「キャプテン・アメリカはなんか言ってなかったか?」とまさしく自分の事しか考えていません。
そんなアレクセイも最後の最後でタスクマスターとの直接対決の見せ場があるのですが、結局倒せずにタスクマスターを部屋に閉じ込めることしかできません。最後の最後まで見せ場のないアレクセイ、まさしく弱い父親像を象徴するキャラクターとなっており、ここでも現実世界で進行している父性消滅が垣間見られるのではないでしょうか。
【ブラック・ウィドウ あらすじ⑤】まとめ
ポイント
・ナターシャの過去が垣間見られる
・妹エレーナがいい味出してます
・母メリーナは大活躍
・父アレクセイは良いとこ無し
・あくまで女性が活躍する展開
「ブラック・ウィドウ」あらすじ⑤
以上のように映画「ブラック・ウィドウ」はあくまで女性が活躍する展開になっています。
これでもかってぐらいに父親アレクセイはダメな男ですし、母メリーナは頭脳明晰で大活躍している女性、ナターシャもエレーナも男性に負けないぐらい強く描かれています。レッドルームで育成されている暗殺者も全員女性です。
「アベンジャーズ/エンドゲーム」に引き続き父性消滅の流れが起こっていると感じさせます。
映画「ブラック・ウィドウ」まだ見ていない方はぜひともご覧ください!
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