スパイダーマン糸の出し方の違い。トビー・マグワイアはなぜ手首から糸出る？

リンスカ

「スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム」でトビー・マグワイアだけ糸の出し方が違うのはなぜ？

あいつだけ特別な設定だからな！

ロケット

映画「スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム」（2022）に登場する3人のスパイダーマンの中でトビー・マグワイヤ版のスパイダーマンのみ糸の出し方が違います。

アンドリュー・ガーフィールド版とトム・ホランド版のスパイダーマンは手首に付けたウェブシューターから糸を出すのに対して、トビー・マグワイヤ版のスパイダーマンは手首から直接糸を出します。

映画の中でも直接手首から出ることをいじられるシーンがありますが、そんなスパイダーマンの糸の出し方の違いを解説します。

スパイダーマン糸の出し方の違い
トビー・マグワイア版

スパイダーマン糸の出し方の違い
トビー・マグワイア版

「スパイダーマン」（2002）「スパイダーマン2」（2004）「スパイダーマン3」（2007）のトビー・マグワイア版のスパイダーマンは原作の設定とは違い、手首から直接糸が出る設定になっています。

これは映画独自の設定なのですが、この理由についてサム・ライミ監督は

「テープ・メーカー大手の3Ｍも作れないような粘着性の強いクモの糸を、高校生のピーターが休み時間に作り上げたとするより、信憑性があると思う」

と語っています。

この設定は原作ファンからは好意的に受け入れられなかったようですが、そこまで原作を知らない人達にはむしろ分かりやすかったのではないでしょうか。

遺伝子操作されたクモに噛まれて糸を出す能力を得た、というのはとても自然な設定だと思います。

スパイダーマン糸の出し方の違い
アンドリュー・ガーフィールド版

スパイダーマン糸の出し方の違い
アンドリュー・ガーフィールド版

「アメイジング・スパイダーマン」（2012）「アメイジング・スパイダーマン2」（2014）のアンドリュー・ガーフィールド版のスパイダーマンは原作通りの設定で、手首に付けたウェブシューターから糸が出る設定になっています。

しかもアンドリュー・ガーフィールド演じるピーター・パーカーが自分でウェブシューターを作るシーンも描かれています。

同じくウェブシューターから糸を出す設定のトム・ホランド版の「スパイダーマン/ホームカミング」（2017）ではクモに噛まれたシーンや、ウェブシューターを作るシーンは描かれていないので、その点で「アメイジング・スパイダーマン」（2012）は特別な作品となっています。

スパイダーマン糸の出し方の違い
トム・ホランド版

スパイダーマン糸の出し方の違い
トム・ホランド版

「スパイダーマン/ホーム・カミング」（2017）「スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム」（2024）「スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム」（2021）のトム・ホランド版のスパイダーマンは原作通りの設定で、手首に付けたウェブシューターから糸が出る設定になっています。

ですがアンドリュー・ガーフィールド版のスパイダーマンとは違い、トニー・スタークから授かったハイテクなウェブシューターを使用しています。

スーツ自体がハイテクスーツになっており、人口ＡＩ搭載でウェブシューターから出る糸も色々な種類の糸を出すことが出来ます。

スパイダーマン糸の出し方の違い
まとめ

トビー・マグワイヤ版のスパイダーマンのみサム・ライミ監督の映画独自の設定で手首から直接糸が出る設定になっています。

「スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム」（2021）では作中でトビー・マグワイヤにアンドリュー・ガーフィールドとトムホランドが糸の事でいじるシーンがあり、とても面白いです。

各シリーズのウェブシューターに注目して歴代スパイダーマンの映画を見返してみるのも面白いと思います。