本記事の内容
・スパイダーマン/スパイダーバースを観た感想をご報告します
【レビュー】スパイダーマン/スパイダーバース感想
アニメならではの度迫力な演出
ポイント
・映像が凄すぎて置いてけぼり感がある
・マイルズが能力を得た時のあたふた感はアニメならではのやり過ぎ感有り
・別次元のキャラクター達の画風が様々なのでマイルズの世界が実写ではないかと錯覚を起こす
「スパイダーマン/スパイダーバース」は今までのスパイダーマン実写映画とは違い、全編アニメーション映画。
しかも今までのアニメの映像とは違い妙なリアルさがあります。いままで見た事がない様な映像体験ができるのが大きな魅力です。
その映像がド派手に展開するので、クライマックスでは迫力がありすぎて見ているこっちが取り残されそうになります。
マイルズが能力を得て戸惑う場面も、実写では表現できないぐらいのおっちょこちょいが展開するので、アニメならではの良さでもあり、やりすぎ感を感じてしまう所でもあります。
全編に妙なリアルさがあるので、別次元から来たスパイダーマン達のまさしくアニメ風な画質を見ていると、マイルズの世界が実写なのではないかという錯覚におちいります。
こんなに様々な画風のキャラクターが一堂に会するアニメは他に無いと思います。
あくまでマイルズ・モラレスの成長の話
ポイント
・マイルズ・モラレスが大活躍する物語かと思いきや、あくまでマイルズの成長の物語
・蜘蛛に噛まれた事で透明になる能力と電撃の能力を手に入れた
「スパイダーマン/スパイダーバース」は新たなスパイダーマン、マイルズ・モラレスが大活躍する物語かと思いきや、あくまでマイルズの成長の物語となってます。
最後の最後は大活躍するのですが、序盤、中盤は失敗ばかりです。
それもそのはず、マイルズはスパイダーマンの能力を授かったばかりなのでうまく使いこなせるはずはありません。
冷静に考えればわかるのですが、ついつい華麗に飛び回るマイルズを期待してしまいます。
その期待を持って今回の映画「スパイダーマン/スパイダーバース」を見ると内容とのギャップにもどかしくなります。
華麗に飛び回る姿は別次元から来た成熟したスパイダーマン達が披露してくれるのでマイルズの事はあくまで1人の少年の成長の物語として温かく見守って頂きたいと思います。
魅力的なキャラクターの別次元のスパイダーマン達
ポイント
・もっと知りたいと思わせる魅力的な別次元のスパイダーマン達
「スパイダーマン/スパイダーバース」は色々なスパイダーマンが登場しますが、
別次元で活躍するスパイダーマン達のキャラクターは実にバラエティー豊かです!
大人になったピーター・パーカー、ブタのスパイダーマン、蜘蛛型ロボに乗っている女子高生、探偵のスパイダーマン、女の子のスパイダーマン。
また各キャラクターによって画風が違うのもアニメならではの魅力です。
探偵のスパイダーマン、スパイダー・ノワールは大昔のスパイダーマンなのでカラーも白黒ですし、ブタのスパイダーマン、スパイダーハムはアニメからそのまま出てきた様なキャラクターなので画風もいかにもアニメという感じです。
みんなとても魅力的なキャラクターなので、もっと彼らのことを知りたくなりますが、紹介はみんな一気にされてしまうのが残念です。もっと一人一人じっくり時間をかけて紹介して欲しいところです。
【レビュー】スパイダーマン/スパイダーバース感想(まとめ)
ポイント
・アニメならではのド迫力な演出
・あくまでマイルズ・モラレスの成長の話
・魅力的なキャラの別次元のスパイダーマン達
「スパイダーマン/スパイダーバース」はアニメならではのド派手な映像と、あまり馴染みのない二代目スパイダーマン、マイルズ・モラレスがいかにしてスパイダーマンとして成長するか、そして別次元の色々なスパイダーマン達の活躍が見られる作品となっています。
大人になったピーター・パーカーのマイルズ・モラレスへの対応はあたかも父親の様に感じ感慨深いものがあります。
また宿敵キング・ピンの背景にも切なくなり、悪役にも人生ありと思わされます。
以上のように、ド派手な映像とアクション、人間模様が詰まった作品です。
まだ見たことがないという方はこの凄い映像体験を是非とも味わって下さい。